注文住宅を選ぶ長所と短所

注文住宅を建てることの長所は、最初から自分好みの家に仕上げることができる点です。中古住宅を購入するのとは違い、入居してからの手直しは必要ありません。また優先的に選択した項目は、基本設計の一部となり、入居後すぐに楽しむことができます。さらに最小限のメンテナンスコストも魅力です。

新築住宅は、すべてが新しいため、メンテナンスコストが低く抑えられます。屋根や水回り、家電製品が突然壊れる心配はありません。万が一、不具合があっても保証があります。高いエネルギー効率もメリットです。

現在の建築資材は、過去数十年のものと比べて、より多くのエネルギー効率基準をクリアしています。エネルギー効率の良い空調システム、断熱窓を設置することで、光熱費を大幅に削減することができます。一方の注文住宅を建てることの短所は、時間の浪費です。一から注文住宅を構築することは、標準的なプランを構築するよりも多くの時間を必要とし、通常はそれが既存の家を購入するのにかかる時間より多くなります。

そして経済面は大きなデメリットです。規格住宅や建売住宅、中古住宅よりも建設費用が高くなる傾向があります。一般的な間取りや設備で十分だと思うならば、注文住宅を選ぶ必要はないかもしれません。特に設計事務所や建築士に依頼する場合、設計料がかなりかかるため、そこが無料になるハウスメーカーなどよりも高額になります。

依頼先を選定する前に料金の相場を調べることが重要です。